ミニパズルの魅力
この記事はホームさん主催のペンパアドベントAIの8日目の記事です。
1年ぶりにこんにちは。初月葉桜です。
ペンシルパズルアドベントカレンダーの時期ですね。今年もカレンダーに参加させていただいています。
今年のテーマは「ミニパズル」です。その名の通り小さいパズルについて語っていきたいと思います。なお、この記事でいうミニパズルは、主に6×6~8×8くらいのサイズを指すことにします。また、標準サイズおよび大きいサイズのパズルについて何か言う記事ではないことをあらかじめことわっておきます。
突然ですが、一般的なパズルのサイズっていうとどれくらいの大きさを思い浮かべますか?例えばニコリの定食パズルは、一部を除いて10×10が最小サイズになっています。実際にTwitterやPuzzle Squareに投稿されるパズルも10×10より小さいサイズはなかなか目にしません。PGPやWPCなどで出題されるニコリ以外のパズルも、ビルディングパズルやDoppel Blockなど一部のパズルを除けば、10×10が標準サイズといっても過言ではありません。それらより小さい問題といえば例題くらいでしょう。
このように、ミニパズルと呼べる問題はあまり目にしません。それではミニパズルが少ないことでどんな問題が起こるでしょうか?
結論からいうと、「なくても困らない」ので特に問題はありません。でもそうするとこの記事の意義がほぼないので、ミニパズルの長所を挙げることで、ミニパズルを「なくても困らないけどあると嬉しいもの」にしよう、というのがこの記事の趣旨です。
それではさっそく、ミニパズルの長所を挙げてくことにしましょう。
ミニパズルの長所
その1:すぐ作れる
盤面が小さいので、通常サイズより作るのにかかる時間が少ないのは言うまでもありません。電車で移動中の片手間にスマホで作る、みたいなこともしやすいです。もちろんこだわって作ろうとすると多少時間はかかりますが、通常サイズより気軽に作れます。
その2:凝りやすい
盤面が小さいので、作意をコントロールしやすいと思います。また、1つの手筋にこだわって作っても、小さい盤面なら解き手にとってもくどくならずに済みます。
その3:難しすぎてもいい
出来上がった問題が難しすぎても、解き手としては試行錯誤に走って無理やり解くこともできます。小さいので。なので安心して難しい問題が作れます。
その4:幅広い問題が作れる
例題のような簡単な問題はもちろんのこと、大域手筋のような難しい手筋を仕込んでみたり、試行錯誤を要する問題を作ってみたりと、いろんなタイプの問題が作れます。盤面が狭いので、試行錯誤問題を作るときも唯一解チェックが(比較的)楽です。
作り手のメリットばかり挙げているので、解き手にとってのメリットも書いていきます。
その5:解きやすい
簡単な問題ならつまみ食い気分でささっと気楽に解けます。一方で、難しい問題は、重たくても小さいのでひと山超えたら解けることも多いですし、試行錯誤問も小さいから試行錯誤しやすいと思います。
というわけでミニパズルの布教、もとい魅力を語ってみました(解き手のメリットが少ないという声は聞こえません)が、実際にうまく言語化できている自信はあまりないです。ならば実際にミニパズルを解いてもらうのが一番いいと思い、8日ということで8問ほど作ってみました。種類や難易度も様々ですが、ぜひ解いてもらえれば、あわよくばミニパズルが広まれば嬉しいです。
ファイブセルズ
https://puzz.link/p?fivecells/6/6/7m1a0i1a2g
Tapa
https://puzz.link/p?tapa/6/6/ja7haez1haej
バッグ(Cave)
https://puzz.link/p?bag/6/6/h5j6h3g4p5g4h5j3h
ヤジリン
https://puzz.link/p?yajilin/7/7/d32l41m41l12d
https://puzz.link/p?slither/7/7/g25862bich8866bhci37882a
美術館
https://puzz.link/p?akari/7/7/n76cm.g7cm7.g.n
グラーデヴェグ(Geradeweg)
https://puzz.link/p?geradeweg/7/7/i3g1i2l1g2k1k3g2l1i1g2i
ペンシルズ
https://puzz.link/p?pencils/7/7/3n3l3n3who3kis3m
最後に宣伝を1つ。2019年12月15日24時まで、ミニパズル大会第2弾を開催中です。こちらのフォームから参加できます。皆さんの参加をお待ちしてます!
というわけでペンパアドベント8日目の記事でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!
ミニパズルに関する余談
自分が「ミニパズルっておもしろいな」と思い始めたのは、トケタ?Vol.7のp91に掲載されている枝豆さん作のSum Fillominoがきっかけでした。あまり大きくなくても考えさせられる問題が作れるな、ということを実感しました。
今年はドイツで開催されたWPCに参加しましたが、その中にMiniatureラウンドがありました。4×4のKiller Sudokuなど、小さいながら試行錯誤を要する問題が大量に出たラウンドで、2問ほど誤答してしまったものの、とても楽しいラウンドでした。
というわけでミニパズルを今後も推していきたいと思います。今度こそ最後まで
読んでいただきありがとうございました!